三味線の本体は棹と胴の2つの部分が組み合わさって出来ています。三味線の棹の材質は、花梨(カリン)・樫(カシ)・紫檀(シタン)・白紅木(シロコウキ)・紅木(コウキ)などです。また、胴は花梨で出来ています。三味線は、ジャンルや用途により棹の材質の種類が違ってきます。三味線の棹は3つに折る(分解する)ことが出来ます。上の棹が上棹(かみざお)・中の棹が中棹(なかざお)・下の棹が下棹(しもざお)と呼びます。各々を繋ぐ各所を「継ぎ手(つぎて)と呼んでいます。そして、上棹には転軫(てんじん)が取り付けられており、転軫には糸巻(木の棒)が取り付けられます。下棹には中木(なかぎ)が取り付けられ、それを胴の中に入れていく(胴を仕込むといいます。)ことで下棹に胴が取り付けられます。
 高価な三味線を金細三味線(きんぼそしゃみせん。通称、金細)と呼んでいます。是は、「継ぎ手」の各所に「金」が入っているからです。そして、高価な三味線の「継ぎ手」の肌(棹と棹がすり合わさる所)の部分には、必ず「二本溝(にほんみぞ)」か「段溝(だんみぞ)」が彫ってあります。また、転軫には象牙の糸巻きが取り付けられます。このような三味線は、舞台などで演奏するときに使用します。
 三味線は、作っていく1つ1つの箇所に昔ながらの呼び名があります。三味線の製造工程は、60〜70工程あり、今回、三味線製造のすべての工程を説明することは出来ませんが、いくつかの工程を写真を使い順番にご紹介します。